すみぞめの墓場

~DIYからプログラミングまで~

ゼミにAironet2700iを導入した話

どうもお久しぶりです。すみぞめです。

前回Aironet3500をゼミに導入した話を書きましたが、やっぱり天井に吊るしたい!acが使いたい!ってことで、Aironet2700iを買っちゃいました(爆)

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Cisco Aironetシリーズについて

皆さんおそらくご存知かと思われますが、世界の多くのネットワーク機器を牛耳っているCiscoが出しているWi-Fiアクセスポイントです。このAironetは業務用APでは世界一位を誇っています。駅やショッピングモールの天井を見ると結構見当たります。

天井を観て"あっ!Cisco Aironetだ! あっ!Yamaha WLXだ!"とか思ってるのはもう病気ですかね。

業務用ということもあり複数台接続・高トラフィック・高密度でも安定した動作をしてくれます。家庭用ではもう使いものにならないです。大人数で利用する際は素直に業務用を選びましょう。

まぁ詳しいことは前回の記事で。

sumizome.hateblo.jp

Aironet 2700iについて

業務用ネットワーク製品・サーバーは新品ではいいお値段しますが、3~5年もするとヤフオク等で中古がだいぶ安く手に入れることができます。オフィス移転やレイアウト変更による機材入れ替えのおかげでしょうかね。

ということで、当時手が出なかった&出物がなかった2700iが手に入るようになりました! 802.11ac(wave1)に対応している・アンテナ内臓で天吊マウンタがついているというのも決め手でAironet 2700iを25,000円程度で落としちゃいました。

これには電源が付属していないため、電源も購入しなければなりません。前回は48VDCを直接挿しましたが、今回はおしゃれにPoE \\\パワー・オーバーイーサネット///しちゃいます!

PoEについて

一つにPoEといっても様々な仕様があります。仕様はクラスとしてナンバリングされており数字が大きいほど強いです。

クラス 受電機器 (PD) の最大電力 給電機器 (PSE) の電力 ケーブル 規格
0 13.0 W 15.4 W Cat5e IEEE802.3af
1 3.84 W 4.0 W Cat5e IEEE802.3af
2 6.49 W 7.0 W Cat5e IEEE802.3af
3 12.95 W 15.4 W Cat5e IEEE802.3af
4 25.5 W 30.0 W Cat5e IEEE802.3at (PoE+)
- 51 W 60.0 W Cat5e UPoE (シスコ独自)

2700iの場合クラス3(IEEE802.3af)でも動作しますが出力が抑えられてしまうため、フルスペックを出すにはクラス4(IEEE802.3at(通称 : PoE+))を使用しなければなりません。

ということでこれまたヤフオクでギガビット・PoE+対応のPoEインジェクタBIJ-POE-1Pを5,000円ほどで購入しました。

buffalo.jp

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PoEハブという選択肢もなくはないですが、価格が高いのと、それぞれにVLAN等の設定をするのが煩雑なためインジェクタを購入しました。ヤフオク等には価格の安いインジェクタハブが出回っていますが、100Mだったり、保護回路が入っていなかったりといろいろあるため注意しましょう。

設置

設置はコンクリート壁に行いました。まずは位置決め・ケガキをします。その後、穴を開けアンカーを入れ、マウンタを固定します。あとはこのようにカチャッとはめるだけで設置完了です。

世界につなげたPoEインジェクタと接続し起動!あとはコンフィグを焼いて運用です。

運用

すごくスッキリしました。すごく様になっていますしいいですね。毎日惚れ惚れしいます(オタク) 安定性も特にトラブルもなく運用できています。スピードも54Mbpsの世界から開放されて満足です。これにより大本のほうがボトルネックになっちゃいましたw

おわりに

ということでAironet 2700iを導入したお話でした。個人での導入や少オフィス等の場合はYamahaAPのほうが設定が楽で良いのでしょうが、個人でも割と使えるということもあり、中古相場は意外と落ちません^^; その点、Ciscoは結構落ちてくれますね。

みなさんもCisco Aironetなどの業務用APの導入をしてみてはいかがでしょう。